会食恐怖という強迫観念
 私は、うつ病を乗り越える術を身につけました。また、大学受験の時に発症した強迫性障害の加害恐怖も、ほぼ完治と言っていい状況だったと思います。
 精神安定剤は欠かさず服用しておりましたが、医師と相談して少しずつ薬の量も減らしていきました。
 しかし、精神も良い状態を維持できていると思っていたころ、急に加害恐怖とは別の強迫観念が湧き上がりました。

 大学院に進学し、厳しい研究生活を送る中でも、私は充実した日々を過ごしていました。
 どれだけ苦しくても、研究が好きだから頑張れましたし、憂鬱な気分になっても運動をすることで、私の脳は鍛えられ、スッキリした状態を保ち続けました。

 しかし、ある日、友人2人と私で、東京にある馬肉料理屋で、私の精神を改めて脅かす事件が発生しました。
 馬肉のソーセージを注文し、何の疑いも持たず、口に運んでいたとき、癖のある馬肉の獣臭い匂いが口に広がり、私はたまらずトイレへ向かい、嘔吐しました。

 この事件をキッカケに改めて強迫性障害を発症します。
 今回のは加害恐怖とは別の、会食恐怖という症状です。


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